元国税調査官 様、教えて下さい。

大村大次郎氏の「公務員、無税生活者」を検証する。著書「無税生活」2009/10/20 初版第一刷発行 である。

3章 増えるサラリーマンの無税生活者 p.123

(条件)年収 600万円、配偶者(専業主婦)・子一人(義務教育)・二世帯住宅・妻の両親と同居
【結果】ここ10年近くほとんど税金を払っていない

公務員H氏の節税の仕組み p.126~

1、義母を扶養家族とする。→ 扶養控除(48万~58万円)
※ 65歳以上で年金が150万円以下は無所得となり扶養に入れることができる。
2、義母の生命保険(社会保険料)の支払い → 生命保険控除
3、医療費控除

以上の3点を活用して「税金を払っていない」と記述している。

さて、これを検証してみた。

本が出版された2009年の前後の給与明細書や源泉徴収票を引っ張り出して比較してみた。

当方、(1)は条件と同じ以上で2人(両親を扶養家族)、

(2)の生命保険控除もしっかり申請していた。違っていたのは、

(3)の医療費控除をしていない点である。結果、所得税・住民税も結構な額を収めている。なんだこの違いは??(ただし、当時の収入は条件より約300万円程多い、海外勤務時代はもっと多かったが、借金返済で…)

それでは、違いの医療費用控除はどれくらいの金額になっただろうか??。
(3)の控除は高額医療制度を考慮すると、本人と家族4人でMaxでも50万以下と推測する。(10年間連続して扶養家族が、高額医療費用を余儀なくされる大病をするとは社会通念上考え難い。)当方、領収書をかき集めても10万円を大きく超えることは無く、作業量と還付金の費用対効果を考えると申請を躊躇した思いがある。

今年の確定申告の控えを見ながら、あらためて思ったのは、
本のとおり3つの条件で「10年間も所得税も住民税もほとんど無し」、とは、不思議だ。キット、他にノウハウがあるだろう。
私も、著書のとおり「無税」を実践してみたい。元国税調査官様、それを教えて下さい!!

なお、(条件)の年収であるが、下記の本に平均給与の一覧があったので、掲載すると、

谷岡雅樹 著「ビルメンテナンススタッフになるには」(株)ペリカン社 2017/3/10 初版第1刷発行 p.120

中学生を対象にした、将来の職業に関する本で「ビルメン」と他の職業の平均給与を表したものである。ビルメンは12番目の「サービス業」になる。

平成26年分 国税庁民間給与辞退統計調査結果(2015年 平成27年9月発表)

まあ、こんな資料なんの役にも立たない、他にもYouTubeでは、○○商事や〇〇TV局の年収がUPされている。どこまで真実か分からないが、数字を見て目ん玉が飛び出た!

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