大雑把な設定、吉村拓氏の記事と不動産投資

Web版の幻冬舎ゴールドオンラインの記事である。
タイトル名は『月15万円不足…サラリーマン家庭が直面する「老後資金」問題

オリジナルはファイナンシャルプランナー吉村拓氏の『不動産投資の「勝ち方」が1時間でわかる本』である。

まず、ゆとりある希望の年金額35万円」を取り上げている。希望だから、夢の金額となるが、この額を基本とし、投資の必要性を述べている。実際の年金額は「月とスッポン」状態である。不足するのは当然である。

厚生年金を15万円とし、何故か基礎年金と配偶者の年金は記述なし。1人暮らしの年金生活者を設定か?よくわからない。

15万円の不足は、年金を20万円と仮定して、「35万-20万」の差額としている。
各種の年金記事で見かける、厚生労働省のモデル世帯の夫婦合算22万1500円だが(日経新聞 2019/6/15)、なぜ、20万円としたのか?データを取捨選択して不動産投資を誘発している。取捨選択よりチャランポランが適切な表現か?。

まあ、35万円の希望額を目標にしても、実際額とは乖離があるので、市井にはピンとこない。雑な設定、購入してまで読む本ではないだろう。本代を捨てる事になる。

なお、REIT投信に関しては、東証REIT指数は、約12年ぶりの高水準(日経新聞 2019/10/19)となれば、今購入すれば……、高値掴みとなる。資金があれば、分配金利回りを目指す方法もある。しかし、記事のグラフを見れば、購入は躊躇する。

東京OLが終わり日本の経済が更に停滞・失速した頃が買い時か??

最も、レオパレス21に逆張りで投資している(日経新聞 2019/10/9)
記事によれば「逆張り投資家が群がっている」、海外の運用会社である。
レオパレス21は、まだまだ美味しいか??

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