高齢単身者(65歳以上)の生活費確保のアドバイス

長尾義弘氏による Mochaイトの情報。

https://fpcafe.jp/mocha/1454

総務省「家計調査年報」(家計収支編 2017年)を参考に収支を計上しアドバイスしている。厚労省のモデル世帯と比較すると単身のため10万円近く低いが…
このWebによれば、

1、収入 → ¥114,027円(年金は¥107,171円)
2、支出 → ¥154,742円(毎月の赤字は¥40,715円)

「年金が減る」のは本当で「年金制度が崩壊する」はとのこと。当方もこの2点については、同感である。崩壊する前に日本国が空中分解し日本国の存在が無くなる。そうなるとおいらは何人??中国の属国になるかな?

長尾氏によれば、毎月の4万円強の赤字解消策として年金の「繰下げ」を勧めている。65歳からの年金額¥107,171円の70歳までの42%増額である。この金額、男女突っ込みの厚生年金か? 遺族年金を加味しての金額か、年金の詳細が分からない。詳細は省いて¥107,171円×42%=¥45,012円毎月の赤字額を超えるので年金だけで何とかなる。

と結論付けている。年間では、¥107,171円×42%×12ヶ月=¥1826,196円 となる。

200万円以下の生活??

過日のブログ記事「所得の年収額の分類など」(2019/3/13)や「年金のモデル世帯は生活保護以下か?」(2019/1/10)
で、金額の数字をみると、完全に困窮生活となる。

182万円の雑収入は、211万円以下で住民税がかからない金額、医療費等も軽減されるが、一人身月15万円の生活、チョット想像できない。家計収支編は、本当に実生活を反映しているのだろうか??

昨今の基礎データの改ざんからは、ひょっとして違っているかも??

長尾義弘氏の他のコラムを読んでみた。

老後資金は貯めるな!公的年金をできる限り増やす裏技は山程ある

https://fpcafe.jp/mocha/1263

繰下げを奨励している。コラムから一部抜粋すると、
じつはこれで年間の年金額が42%の増額になります。夫婦あわせての受給額は300万円から426万円になります。これが一生涯受け取れるのですから、安心した老後生活がおくれることになるのです。さらに年間支出が400万円で暮らすので、26万円を貯蓄ができると言うことになります。

記述の通り、例によって42%増の強調のみで、26万円も余裕と指摘している。しかし、実際の手取りはその半額程度。この点もアドバイスしないと、ダメじゃない。年金の知識が少ない方にぬか喜びを与えかねない。

このコラムニスト、自書を売らんがためのコラムに、ちょっと失望。

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