パワーカップルの年金、530万円か?(約44万円/月)、しかし…

日経新聞によれば、年収1000万円を超える人は、男性 244万人、女性 30万人とのこと(R5/10/28「年収1000万円超、過去最多に」)関連の情報として、共稼ぎの年金についてLIMOサイトを見てみた。所謂、パワーカップルの年金記事についてである。

LIMOのサイトより。2023.10.30 公開 執筆者木内 菜穂子https://limo.media/articles/-/47980

パワーカップルの定義は、
明確な定義が決まっているわけではなく、
ニッセイ基礎研究所では「夫婦共に年収700万円以上の世帯」と定義されていたり、
三菱総研では「夫の年収が600万円以上、妻が400万円以上で世帯年収が1千万円以上の夫婦」と定義されていたりします。

シュミレーションの結果は

:厚生年金194万913円(約16万1700円)、国民年金(基礎年金)と合わせると約22万7900円が毎月の受給額となります。
合計 273万4800円

大卒で保険料の最高額を40年間納め続けたシュミレーションの結果となっている。

世帯の年金額は

夫と妻それぞれの年金額がわかりましたので、世帯としていくら年金を受給できるか計算します。
夫が約22万7900円で妻が約21万3000円と計算できたため、合計は44万900円です。(年間 529万800円

この記事で抜けている点は、1人になった場合である。
ピンピンころりでほぼ同時に亡くなった場合は問題ないが、平均的に女性が長生きする。
妻が一人になった場合は、遺族年金はほぼ無く妻の公的年金だけの生活となる。夫の厚生年金の75%(遺族年金額)と妻の厚生年金が相殺される。パワーカップルは、二人健在の時は公的年金は多いが、夫婦共に年収が同額だと、シングルになると半額となる訳だ。通常夫は妻より厚生年金が多いため遺族年金は無し。生活費は夫の22万円の年金のみ。もっとも、所得があるので個人年金をしたり、企業年金もあると思われるので、その辺はしっかり対応をしているでしょうね。

要望を言えば、遺族年金や社会保険・医療費の2~3割負担についても触れて欲しかった。

関連して貯蓄高の情報があったのでこちらも見てみた。次のwebによれば、公的年金など気にならないだろうね。そんな貯蓄額に驚いた。しかし、超うらやましい!!パワーカップルは将来を見据えて準備しているのだろう。https://limo.media/articles/-/48190

70歳以上の家庭世帯の貯蓄高 4000万円以上の家庭が33万5000。70歳代以上のシニア世帯は、貯蓄額4000万円の世帯が最も多いことが分かりました。
約2世帯に1世帯が貯蓄2000万円を保有するということになります。

YouTubeでは、高齢者の極貧生活の様子が流れている。あの皆さんは、極少数の例で高齢者の半数以上はそれなりの老後資金を持っている事になる。

なお、厚生年金料にはリミット(上限)があるため、年収が1000万円超でも700万円でもほぼ差がなく、公的年金は273万円前後だろう。ただし、若い頃から上記の年収があれば、300万越えの人もいるが、厚生省によれば、極僅かな人数となっている。

管理者 について

年金受給者で公開を前提にしていない個人の備忘録。 返信は拒否。
カテゴリー: 年金 パーマリンク