謝辞

帰国を直前に控えこの3年間を振り返ってみますと、

と各年度毎にそれなりに形を残すことができました。 多分日本国内の学校では、このように一教師の計画が 短期間で実施されることは、少ないと思われます。 そういう面では、パリ日本人学校は小回りのできる 機動力のある学校でした。この様に私なりの実践が できた学校に、３年間勤務できたことを本当に幸せ に思っています。 在籍校（高知市立 旭中学校）でスキ－教室を色々計画準備したとき、 市の条例でダメになった苦い経験がパリで生かされました。保健体育の専門家として ヨ－ロッパアルプスで 宿泊を伴ったスキ-教室 を実施できたことは、してやったりという気持ちです。 国内の10年間に匹敵するような仕事をした充実感で一杯です。
　

東京都より派遣された　松村　昌俊校長先生 以下全国から派遣された同僚や上司の皆さんに心より感謝しております。 本当にお世話になりました。
　 また、１・２年目は娘と、３年目は長男も加わり親子３人で学校へ毎朝通勤・通学をしました。私は中学校の教員ですから、子供と一緒に学校へ行くことは、国内ではまず有り得ません。貴重な経験をしました。

アマチュア無線もPacket網が充実し、自宅のアパートからハンディー機で日本と 日本語で情報交換 が可能となりました。もう少し早く派遣していたら、また仏国以外の国だったら、この様な経験ができなかったと思うと、実にタイミングが良かったと、あらためて思っています。　

　パリ日本人学校の勤務も余すところ、２カ月となりました。今だに、何故私が派遣されたのかよく分かりません。敢えて探すならば、高校卒業後民間会社に勤務した経験でしょうか。或いは、アマチュア無線を通してコンピュータに触れ、保健・体育の教師の中では、パソコンに明るかったからでしょうか。　

　同時に在外教育施設派遣教員の文部省面接選考試験で

と言った、 私の希望を叶えて頂いた文部省にこの場を借りてお礼を申し上げます。