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日仏文化学院 パリ日本人学校 等の紹介


開校式当日の貴重な写真(於:旧トロカデロ校舎)


中学部の卒業生(於:校舎玄関前、1994年春)

高知県からのトータルの海外派遣者数は、全国で下から3番目の45番で、ワースト3となっています。土佐の教育改革も10年が終わりました。第2次改革の6本柱の一つであった、「教員の資質向上」の一方法として、在外教育施設派遣をお勧めします。県下の教員は同業者の共稼ぎが多いようですが、朗報です。平成12年度から派遣教員の配偶者は休職扱いとなりました。派遣先では、全国の先生方と切磋琢磨の研修ができます。一人でも多くの方が海外派遣に興味を持っていただければ幸いです。取り急ぎ、文化の違いから紹介します。パリ日本人学校の特色・概要につきましては、公式サイトがありますので、そちらをご覧ください。

田中康夫(現 長野県知事)が「フランスとイタリアは日本的ガンバリズムの対極に位置する ラテン的快楽主義を人生の哲学 として掲げる民族」 (雑誌 Playboy No.37pp.74.集英社.1996年)と指摘した様子を3年間で少しだけ垣間見ました。

肉食とバターを常に食材に使う高カロリーの食事。中年男性のあの立派なお腹を見かけるフランス人に生活習慣病(特に心臓病)が少ないのは、医学的に課題でした。ご存知のとおり、赤ワインに多く含まれるポリフェノール成分がそれらを防止しているわけです。でも、飲酒がらみの事故も多く、同僚の先生も、駐車してあった車をぶつけられた事がありました。詳しいデータはありませんが、酒気帯びによる事故は相当あると思われます。というのは、日本人がお茶を飲むように食事に必ずワインがついて来ます。

フランスの飲酒運転は日本同様法律で禁止されており、呼気に占めるアルコールも一定以上だと、当然厳罰を受ける事になる。 ただし、取り締まりは有名無実そのものでした。帰国してから厳しくなったとのことですが、どんなになっているのでしょう。個人の権利や歴史建造物を大切にするお国柄。大して変化ない様に思うのは私だけでしょうか。

 

ゴルフ場で娘(於:パリ郊外 映画「美女と野獣」のロケ地)

フランスはバカンスの国ですから、旅行に関しては大変便利にできています。数多くの旅行会社や安旅に利用出来るキャンプ場の至れり尽くせりの設備には、驚くばかり。

また、高齢の方が、おしゃれで背筋がシャキットしており、猛スピードで車をすっ飛ばしている様子を目の当たりに見てきました。若い頃から仕事以外に人生の楽しみを謳歌する術を知っているからでしょうか。退職後、急に老人になると言われている私たち日本人。ワーカーホリックと言われないように、余裕があれば、是非見習いたいものです。

仏国に限らず欧米諸国は、小切手とcardが発達している国です。極端な表現をすればフランスでは、VISA-card1枚有れば生活は可能です。レストランで食事をしても、食後に店員がcardの端末をテ−ブルに持ってきてそれに、cardを差込み、4桁の暗礁番号を押すだけで済みます。後は何がしかのチップをテ-ブルに置くだけで、終わりです。現金が欲しければ町中至る所に、AMTが24時間稼動していますから、必要に応じてお金を降ろせます。ですから、パリをブラブラするときは、カフェ代とトイレに必要な2フランだけで、現金は殆ど持ち歩きません。

ル-ブル美術館からキャナルプルス(有料TV)まで、一目瞭然です。「美」(芸術)を理解するセンセスがないのが残念。


天皇陛下が訪仏された時の様子です。シャンゼリゼ大通りの 細長い日の丸パリ市役所の窓に飾られた日の丸が印象的でした。 他の国の国旗のサイズを変えたりしていいのだろうか。国旗をファッションの素材(歓迎のセレモニーの一部)として解釈されいるのには、ビックリです。

細長い日の丸と我が子(於:シャンゼリゼ通り、1994年秋)



教員の数は、 国内の8割 ということで勤務は相当厳しいものがあります。もっとも国内の様な生徒指導的なものは少ないのですが、学力保障はどの教科も大変でした。英検2級合格の生徒に中2年の英語は、「教師・生徒双方に忍耐が必要」。(英語担当のぼやき、彼は大学時代1年間イギリスに留学するなど英検1級の実力者)
日本では当然の権利である、勤務日の 年休・時間休は取れず 、特別な事情が無い限り教員は3年間皆勤賞。妻が急病になり入院・手術のときも付き添えなかった方もいます。後日談によると、彼は許可してくれなかった校長を本気で殴ろうと思った、そうです。(誤解のないように、最近は改善されていると思います。)

帰国する生徒と記念写真。○○さん、掲載許可有難う。

(於:サンカンタン校舎玄関 前)

私立学校

基本的には私立学校ですから、理事会が教育上必要と判断すれば、国内より短期間で新しい企画の実行が可能 です。理事会の構成委員は企業人が多く、的確な判断に助かりました。私の3年間のささやかな教育実践は次の様なものです。


「第一回卒業式の風景」(残念ながら卒業生では有りません。 )

(於:旧トロカデロ校舎にて)

(1) 赴任初年度 ('92年4月〜)

パソコン通信の導入。 文部省から器材一式100万円の無償貸与を受けました。 NiftyやPC-VAVに日本語でアクセスでき、ダウンロードも 時差の関係で快適でした。阪神大震災の時は新聞社のフ ォーラムで得た情報をハードコピーにして配布しました。 3年目に運動会で鳴子踊りを実施しましたが、都はるみの 民謡調のテープは、PC-VANの高知ボード でお願いして、まったく知らない南国市の方から送って頂ました。

(2) 2年目('93年4月〜)

初めてのスキー教室の実施。 1年間の準備期間を要し冬季オリンピックで知られているグルノーブルの近くで4泊5日の教室が出来ました。立案当初、賛成反対の喧々がくがくの意見が職員会でだされ、職員の同意に時間がかかりました。(このストレスが原因でフランス語が飛び交う中、胃カメラを飲みました)校長先生の英断により実施できたことを、いまでも感謝しています。

中学部 第1回スキ−教室(於: Les Set Lauxsスキ−場、1994年1月24日〜1月28日)

(3)  3年目('94年4月〜)

JSTV(Japanese Satellite TV)への加入。 ヨ−ロッパでも数時間遅れのNHKニュ-スが視聴出来ます。衛星回線を使うため有料となっています。2年間ほど自宅でJSTV受信機器を設置し色々な番組を視聴してみると、中学生の興味を引きそうな番組がある事が分かりました。北海道地震や帰国直前の阪神大震災を録画し社会科や技術科で取り上げ学習することが出来ました。


鳴子踊りの実施。 第20回運動会で中学部の生徒、約100名で踊りました。紅白に分かれて「シャンシャン」と 調子の良い鳴子の音をパリ日本人学校で響かすことが出来ました。 鳴子は高知市から取り寄せ、法被も高知市在住の方や本校の保護者の方からも寄贈して頂きました。 JALやANAの法被の中に「帯屋町」も混じって踊っていました。残念なのは 橋本高知県知事から送っていた頂いた「高知県の法被」(20組)が運動会当日に 間に合わなかった事です。でも、学習発表会で中1の生徒の創作劇で有効使わせて 頂きました。(これは、後日UPの予定)

第2回スキ−教室の実施、中学部の卒業生(卒業式は、1月15日)にも参加を呼びかける。小学部高学年からの実施をお願いしたが、私の赴任中は、中学部だけの実施のみだったのが残念。保健体育の教師としては、小学部1年〜中学部3年生まで全員、素晴らしい環境でスキー教室を実施したかった。




校舎と玄関前の両国 国旗 (右は、2001年夏の様子)


(4)  最近の様子(平成13年夏)

2001年の夏、当方にとりましては、懐かしい職場であり、2人の子どもにとっては、母校を訪問しました。帰国以来の8年ぶりの学校でした。思い出一杯の校舎を家族で丹念にみて回りました。

 

デジタル撮影した画像は @こちら  と A こちらに (シドニー編)掲載しています。

8年前と違うのは、子どもの身長カメラがフィルムからデジタルになりました。

    

(左から、創立25周年の植樹その後の様子、校舎鳥瞰図2枚、パリから日本人学校への道)

(5)  サテライトセミナー

東京学芸大学海外子女教育センター が毎年1回開催しているセミナーの様子です。2001年は、愛媛県松山市で開催されました。詳細はリンク先にアクセスして下さい。

名称「海外子女教育サテライトセミナ− −海外派遣教員になるためには-」

期日:13年13日・14日
場所:愛媛県 松山市  
協力:文部科学省

http://kaigai.u-gakugei.ac.jp/ss8/index.html

ご苦労様でした。文部科学省の要綱によれば、3年以上の経験があれば、 男女・独身・妻帯者関係なくどなたでも出願出来ます 。ふるって応募して下さい。ただし、 日本国内すべて条件が同一ではないようです。必ず、所属の都道府県の教育委員会で確認して下さい。


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更新日: H28/03/26 (リンク先を訂正)