無償のGroupWare La!cooda
WIZ (らく〜だウイズ)の活用
Linux RedHat
7.3へ導入(最新板はFedora Core1にも対応)
( 現在、数年前のノートPCと自作PC等に導入し、34名の職場で利用。H15/5〜H17/03)
http://www.kcohi-pta.com/abroad/groupware/groupware-73.html
更新:平成16年9月11日
こちは、ソースをコンパイルしてインストールした覚書の例です。
1、BackUP Serverへのデータ転送覚書は、こちらへ
2、RPMパッケージ利用の場合は、インストールやサーバの再起動が簡単です。→ FedoraCore1とWIZ最新版 の覚書
A.La!cooda WIZとは ← 以下のメモ書きは、http://wiz.syscon.co.jp/を参考にしました。大変分かりやすいので具体的なインストール方法は、Link先でご確認を!(日経Linux 2004年2月号pp.99〜103にも記載)
B.PostgresSQLのインストール
- PostgresSQLのグループユーザとアカウントを作製。ユーザー名は、双方ともpostgresとします。
- PostgreSQLの実行ファイルを置くディレクトリを作成。mkdir
/usr/local/pgsql
- 必要なソフトをダウンロードし、FTPを使いサーバへUPします。(場所は適当でok)
- PostgreSQLのソースファイルを/usr/local/srcディレクトリに展開します。
- #
tar xfz /ソースファイルのディレクトリ/postgresql-7.2.4.tar.gz
- 展開されたソースのオーナーをpostgresに変更し、suコマンドでpostgresになります。
- 環境に合わせた設定を行う為、configureスクリプトを使います。
- ソースをコンパイルしますので、非力なPCノートでは、少し時間がかかります。
- postgresのホームディレクトリーの .bash_profileに追加する。
- *cd /home/postgres
へ移動してからの作業となる。
- vi .bash_profile と入力し追加文を入れる。又は、vi
~/.bash_profileとする。
- sourceコマンドで、.bash_profileを再読み
- データベースを初期化、既にdataがあり初期化できない場合は、これを一旦削除する。
- *cd /usr/local/pgsql/ へ移動してから削除。
- $
rm -Rf data その後→ $initdb を入力。(初期化コマンド)
- postgresql.confの設定
- $vi
/usr/local/pgsql/data/postgres.conf
- silent_mode= on
← #109付近
- tcpip_socket= on ← #26付近
C.Apacheのインストールとhttpd.confの変更・追加(1.3.27)
(この設定で試行錯誤の部分があり、多少時間がかかった)
- configureスクリプトをDSOを有効に設定するとき、
- #OPTIM="-O2” ./configure
--enable-module=so の "-O2”は、アルファベットの大文字Oを入力
- ソースのコンパイルでは、rootで行なう。(# make
clean)
- pwdで確認する。ディレクトリーは、 /usr/local/src/apache_1.3.27
- httpd.confの変更(/usr/local/apache/conf/httpd.conf)
- #LoadModule
foo_module libexe/mod_foo.so ← #210付近
- LoadFile /usr/local/pgsql/lib/libpq.so
← 追加記入
- LoadModule php4_module libexec/libphp4.so
← 追加記入
- <IfModule
mod_dir.c> ← #365付近
- DirectoryIndex index.html
index.php ← 追加
index.php 記入
- </IfModule>
- PHPからpostgreQSLに接続するためにpgsql.soを読み込むように追加する。← 以下を最後に追加する。
- <IfDefine
HAVE_PHP4> ← 大文字・小文字に注意して入力する。
- LoadModule
php4_module modules/libphp4.so
- LoadModule php4_module libexec/libphp4.so
- LoadFile
/usr/lib/php4/pgsql.so
- </IfDefine>
- AddType
application/x-httpd-php .php
1、Apacheは、ソースからインストールするため、インストール先は、/usr/local/apache〜
2、rpm(バイナリー)等 Linuxインストール時に同時にインストールの場合は、/usr/httpd/conf〜 3、DSO(Dynamic Shared Object)は、Apache1.3から追加された機能。モジュールが必要に応じて稼動しているApacheに動的に組み込む方法。(コンパイル時に同時に組み込む方法とは、違う)
【参考文献】 「個人で立てるWebサーバ 入門」 吉川敦 (株)ディー・アート 2001/12 発行 |
D.PHPのインストール
- PHPのソースファイルを/usr/local/srcディレクトリに展開
- 環境に合わせた設定を行う為、configureスクリプトを使う
- ソースをコンパイルし、インストール、rootで行なう。(# make
install)
- PHPの設定ファイルを作成
- 「php.ini-dist」というファイルを「php.ini」にリネームし、/usr/local/libにコピー
- php.iniにある、register_globals ← #355 の一部を変更(Link先のとおり)
- php.iniにある、mbstring ← #1017 のところを一部変更(Link先のとおり)
E.wizのインストール
- ソースファイル
wiz_linux.tar.gz を、/usr/local/srcディレクトリに展開
- suコマンドでpostgresユーザーになり、postgres.shスクリプトを実行
- ※PostgreSQLが起動していない場合、エラーとなる。
- WIZで使用するデータベースの名前は、mastersと入力
F.再起動
- PostgreSQLの起動
postgres
でログイン(pswは、正確に覚えておくこと、postgresやtakaokaなど) - */home/postgres/
- $
pg_ctl -w start
- Apacheの起動
- rootとなり
- #
/usr/local/apache/bin/apachectl start
- 以上でOKです。
中学校の学校現場で使ってみて(現在進行形で利用中) 【利点や気づいた事】
- 回覧板・伝言板は、職朝の効率化(短時間で終了)に便利。
- 緊急以外は回覧版を利用。学年の打合せや朝読書へ教員が指導出来るよう心掛けている。
- 公文書の周知徹底。
- ゴム印を準備し、いつ回覧板に掲載したか、公文書に日付を明記。
- 職員室の黒板に、「○○○について → 回覧版」 のポップを準備し、各種の伝達の徹底。口頭伝達は情報漏れがあるので各自で確認するようにしている。
- 生徒指導など中学校の教育現場は多忙を極める。職朝の時に不在でも後でニッチ時間帯(隙間時間帯)に確認可能。
- 研修・校外勤務・職免などで職朝に参加できなくても、後日確認できる。
- 人事考課の資料になる?
- 職業能力育成型人事評価制度がH18年度から完全実施となる。(現在試行)
- 管理職は、職朝の効率化と公文書の周知徹底のためにGroupWareへの接続を日々指導している。
- 回覧板は「受信済み」(アクセス記録)が残るので、上記の指導に対しての職員の客観的資料を得ることが出来る。
- 本県では3ヵ年に渡り、PCリテラシーの研修を実施した。この研修の結果の確認も可能。
- ファイル共有機能は、校務分掌の情報共有に役立つ。
*Sambaによるファイサーバはデータの読書き速度が速い。
ついついこちらを使い勝ちだが、職員皆が慣れているとは限らない。 データの読み出しは、遅いという欠点はあるが、よりユーザフレンドリーである。
- ファイルは、各フォルダー間を移動できたり、フォルダーの変更・追加ができる。
- ↑のことは、変化への対応が容易で大変便利。 超お奨め。
- ブラウザでアクセスが可能なため、Win、Mac等の機種間の問題は、無し。
- 学校現場では、「行先ボード」・「ワークフロー・申請・決済」などの必要性は、低い。 ← 頻繁に校外勤務していたら授業が出来ない。
- 1年間以上利用して、古いPCを使ったためか、ハードがクラッシュする。データのバックアップは必要。
【課題】 - GroupWareやLinuxに関心がありこれらを構築できる教員がいるか。
- メンテナンス担当教員がいるか。
- 上記の1−2は、教務主任や管理職の仕事になるが、その立場の人のPCリテラシーのレベルは?
- 校内LAN、少なくても職員室LANが完備されているか。
- 教職員のPCリテラシーのレベルは?
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G.課題 ←ブラウザを確認するとOK!!
- 会社基本情報の変更が出来ない。画面での入力は出来るが、代わっていない。← メールアドレスまで入れると表示される。
- 施設情報で新規の場所を入力するが、具体的な予約場面では、出てこない。会議室を削除すると、予約画面が使えない。
- *メンテナンス→検索→有効→更新で解決。
.その他、追加 CGIを各ユーザのディレクトリーで稼動させる方法。Apacheのhttpd.confの変更
- #AddHandler cgi-script.cgi の #を削除する。
- #<VirtualHost_default_.*>
← <IfDefine HAVE_PHP4>の直ぐ上に追加記述。
#</VirtualHost> - 以下を訂正・追加する。
<Directory
/home/*/WWW> → <Directory /home/*/public_html>
Options Includes ExecCGI
</Directory>
- public_htmlへ、.htaccessを書き込む。
- vi .htaccess
- Options
ExecCGI
- AddType application/x-httpd-cgi .cgi .pl
- これでOKです。
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