ビル管理の会社の社員は玉石混合か?

当方、この会社に勤めて約10年となる。アーリーリタイア”early retirement”は夢物語でlateリタイアの人生を送っている70歳目前の高齢者である。
職場は二人制でこの10年間に相棒は、4人替わった。

今の再就職先はハローワークを介して就職した。
なぜ、相方は頻繁に変わるのか、自問自答してみた。

長続きしないのは、仕事内容が簡単で軽作業のため給料が安いことである。ビル管理と言っても現場によって相当な違いがある。ビル管理の最低の資格、電工2種・ボイラー2種・消防設備士などは不要で、高齢者で年金を補うには打って付けとなっている。
この10年間ベースアップは無し。入社した10年前の給料と同じ額だ。
これでは、能力のある方は条件の良い会社へ転職するでしょうね。
下記の2番目の人である。ボイラー1級・ビル管理・電験3種の資格を所有、この資格巷ではビル管理の上級資格と言われている。この資格があれば、引く手あまたで簡単に転職が可能。当方も挑戦しようとしたが、60歳を過ぎての数学・物理はムリで早々に諦めた。
試しに70歳を直前にして他社のビル会社の採用試験を受けてみた。
何と当方の様な資格保有でも採用通知が来た。が、下記の③が難しく、アルバイト(副業)がダメなため丁寧にお断りした。薄給なので本業は適当、アルバイトに勝負をかけている。失敗すると次の仕事がない。ある意味スリリング。

当方がこの会社にしがみついているのは、厚生年金(共済年金)を受給しているからだ。勿論、60歳以下だったら、求人に応募しなかった。
特別支給の老齢厚生年金61歳から受給できることがわかったのでこれを見越して応募した。貴重な残り人生を金銭で売っている訳で薄給のため、強引にメリットを見つけてみた。心が折れ、退職したくなったとき、このブログに何度も書き自分にカツを入れている。

① 年金+給与 で暮らす。
② 仕事が高齢者の体力に応じた軽作業となっている。(意図して動かないとエコノミー症候群の危険がある)
③ 年次休暇が自由に取得できる。(アルバイトが可能)
④ 社会保険が完備されている。
⑤ 職場が職住近接にある。
⑥ モバイルルータ持参でネット三昧。
⑦ 管理室は別宅の個室化している。
⑧ 通院に便利な勤務体制。勤務時間は6時間で早出と遅出の1週間交代。
(早出は午後2時に退勤可能、遅出は午後1時からで通院には便利。)

⑨ 常駐する管理室は冷暖房完備で電気代関係なしに使える。屋外の交通誘導員に課題のトイレもLED照明に改装した明るい設備、恵まれている環境職場となる。

退職した直後は④のない職場で厚生年金(健康保険も含む)もない本当のパートの仕事だった、社会保険が完備されている点はありがたかった。当時は共済の継続に加入していた。家内は会社の健康保険(社会保険)の扶養対象となり、国民健康保険を納める必要がなかった。地元の国保課へ確認すると家族で納める国保料は約34万円、(世帯収入400万円とした場合)で差額は24万円となる。
66歳以降は年金控除額が増えるのでその分、若干安くなり約30万円との事だった。単純に10年間で200万円程の負担減となる。

この余剰金で投資信託を購入し、10年間バイホールドすれば……。ここんとこ、イスラエルとイランがバカなことをした結果、地政学リスクのため世界的な株安だったがそれでも投資は40%プラスを保持している。
薄給だが基礎年金を繰り下げ、厚生年金保険料を70歳まで納めることができ、お陰様で公的年金額面300万円の目標達成可能となった。

相方の様子は以下の通り。
1、一人目:飲酒運転事故で解雇(50代)。
2、二人目:給料の良い会社へ転職(60代)。
3、三人目:仕事が出来ず自主退職。(60代)。
4、四人目:大学の工学部を卒業しているが頻繁な転職の発達障害者(30代)。

人材は前職場と比較すると「人材不足」の一言。
逆に二人目のような上級資格者所有の方が珍しいのか?当職場ではオーバースペックの有資格者。
と言うことで、タイトル名の「ビル管理の会社の社員は玉石混合か?」にした。

5,当人:定年退職後、植物園を経過して今のビルメンテナンス会社に再就職(間もなく70歳)

俺もソロソロ辞めようか!!イヤイヤ待て待て、あと6カ月すれば世帯年収600万円越え、火星人との仕事もカウントダウン、孫の喜ぶ顔を思い浮かべ我慢すべし!!しかし、この年で我慢も限界がきそうだ!今日も血圧が上昇しそう。

管理者 について

年金受給者で公開を前提にしていない個人の備忘録。 返信は拒否。
カテゴリー: ビル管理, 年金生活 パーマリンク