「守衛室が刺繍アトリエ」と「シニアの職場3定番にも異常あり」に思うこと。

シニアの職場は、「清掃・警備・マンション管理」が再就職の定番となっている。
こちらも求人難の波が押し寄せている。(日経新聞 2018/08/12付け & 電子版会員サイト)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34065790Q8A810C1EA1000/

記事によれば、他業種の高齢者の求人が増え、その影響で3代職場への応募者数が10%以上減ったとのこと。マンション管理と同様なビル管理も同じだろう。
ハロワの求人を見ると、例のindeedであるが、「ビル管理」求人が出っぱなし。
この現象、地方都市にも吹くかなあ。そういえば、出入りの清掃業者、求人をハローワークに出しても必要な人数が確保できないとボヤいていた。

さて、ビル管理の今の職場「資格取得の個別学習室」と解釈している。この年齢になれば、資格と就職はマッチしないが、頭の体操として資格に挑戦している訳だ。
再就職のポイントは、遠い昔、故人:太原麗子のウィスキーのコマーシャルに「長~く愛して…」があった。体力が衰えても「長~く、仕事が出来そうな」で選択に残ったのが、今の仕事である。教育の仕事は子供にとって、シニアその物が老害だろうし、未練もない。

定年退職後の仕事として「ビル管理人・寮管理人・マンション管理人」を目指し、前職の頃から必要な資格を取得してきた。今の仕事場ではこれ以上の資格は不要だが、この猛暑、毎夜ビールを飲んだあとの学習は、知識の定着率、ほぼ「零」に等しい。過去問を何度やっても間違える。それでも塵も積もればなんとやらである。

この「管理室=個別学習室」のヒントとなったのは、「守衛室が刺繍アトリエ」(日経新聞 2017/06/26付け)の記事を読んでひらめいた考え方である。

夜警の空いた時間に「刺繍」をし作品を発表している方で美大卒業後、グラフィックデザイナーを経由して現在の夜間警備で生計を立てている。デザイナーとしての自立生活ができないから夜警をやっているのだろう。いわば、副業の見本かもしれない。肩書は美術家とある。
この記事とても気に入って、ラミネート加工して保存している。

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