本「交通誘導員ヨレヨレ日記」 高齢者男性の就労第1弾の本である。

(株)三五館シンシャが出版している第1弾本である。古本で購入したが9刷(2020/2/29)となっていた。一刷りの本数が分からないが、9刷から半年以上経過している。相当数の本が出版され、押しも押されぬベストセラー化している。今は、この仕事から足を洗っているに違いない。この本も昨日と同様、一気に読めた。身近な「誘導員」の実態を知り、今まで以上に、この方はどのパターン??と興味をもって見ている。

Book-交通誘導員ヨレヨレ

文字のサイズが大きく、それなりの行間があるので白内障の当方にとって読みやすいという、物理的な本の良さもあろう。市内を走れば必ず見かける「交通誘導員」の仕事を書いているが、このタイトル本を出版するために誘導員の仕事に従事したのだろうか?
出版業界・ライター業から誘導員に転職した理由はほとんど記述無し。税金未納額2500万円で税務所の家宅捜査があった。p.187 一時は相当羽振りが良かった生活ぶり。誘導員以外の仕事は無かったのだろうか。友人知人のコネを使えば条件の良い職種もあったと思われる。誘導員の仕事をしたのは、40年間も出版業界で生活した経験を生かして、当たる、と思ってフォーカスしたのだろう。

ここで思い出したのが「ルポ西成」である。(國友公司 著:株式会社 彩図社 平成30年10月23日第一刷)78日間ドヤ生活した経験を本にしたものである。

ルポ西成

西成 女性医師の記事はこちら
https://news.infoseek.co.jp/article/knuckles_1904/

一部、疑問点は、昼から絡んできた自称67歳の所得である。(p.38) 抜粋は下記のとおり。

今、年金は月18万、給料は月35万、それにボーナスが年2回出る

これ、在職老齢年金の制度から見ると、65歳以上は46万円を超えると超えた分は半額がカットとなる。本の通りだと月の収入は53万円、年間636万円。年2回のボーナスを加えると更に金額は多くなる。
年金が月18万円とのこと、(基礎年金+厚生年金)の合算となる。

あり得ない!!

これだけ、綿密な実体験による記述、ここでなんでこんなチョンボ??

『交通誘導員ヨレヨレ日記』が描く日本の“働く高齢者の現実”:『交通誘導員ヨレヨレ日記』が話題に | ビジネスジャーナル (biz-journal.jp)

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