平成14・15年度派遣選考文部科学省 面接試験概要(教諭の部)掲載 平成14年1月27日 http://www.kochi-pta.com/abroad/exam/m_shiken_h13_9_4_oosaka.htm |
平成13年度 受験者の方から情報を頂きました。
1、場 所 大阪府職員会館 大阪府新別館北館
2、期 日 平成13年9月4日(火)
3、日 程
会場集合 〜 9:00
日程説明と調査票の記入 9:20〜 9:50
面接(午前の部)10:00〜12:00
昼食 12:00〜13:00
面接(午後の部) 13:00〜17:00
4、日程説明と調査票の記入について
大阪府新別館北館4F,多目的ホールに集合後,日程の説明がある。その後,調査票と誓約書が配られるので,指示に従って記入する。調査票は鉛筆書きでもよいが,誓約書については,必ずペン書きするように注意がされる。
【誓約書】
赴任国を文部科学省に一任するか,希望しない地域を指定するかを問う。一任する場合は誓約書に署名・捺印する。希望しない地域を指定する場合は,別の用紙に希望しない地域とその理由を簡単に書く。
【調査票】
「面接の際に参考にするので書いてください」と,話がある。推薦者番号と氏名を記入し,以下のような問いに答える。
@ 過去に海外旅行に行ったことがあるか。行った国,期間,目的を記入
A 外国籍の家族がいるか。いる場合は氏名と,国籍,年齢(生年月日)
B 教員として,心がけていることはなにか。
C 自分の性格を簡潔に書く。
D 配偶者(いる場合)の性格を客観的に。
【感想〜調査票記入について】
予想通りの内容であったので,事前に書く内容については頭の中に入っていた。従ってスムーズに書けた。しかし,日程説明・諸注意の時間が予想以上に長くなり,誓約書・調査票を記入する時間はトータルで10分程度しかなかった。あらかじめ書く内容を準備していた受験者でも,かなり早書きしないと間に合わないほどであった。途中でも時間が来れば提出となる。何人かの受験者が途中で時間がきてしまい,最後まで書けなかったと言っていた。
5、面接について
大阪府新別館北館4階 多目的ホール前に受験者全員の名簿が張り出されており,面接の順番と,大まかな時間が書かれていた。会場は5階の会議室を2部屋使い,一人約12分という話がある。前の順番の受験者が面接中に,次の順番の受験者が面接会場の前の廊下で待つ。
前の受験者が面接を終え退室したらすぐに次の受験者がノックをして入室する。
【面接会場図】
面接官3 面接官2 面接官1
長 テ ー ブ ル
隣 椅子 ○ 机 会場係官
面 ↑ (1名)
接 入室後,ここに立ち,県名
室 学校名・氏名を言い,着席する。
ドア
廊 下
○ 着席後,向かって右側にいる「面接官1」から順に質問がある。
【面接官1】
○ いろいろな国を旅行していると調査票に書いてあるが,それぞれの国で感じたことを話して。
○ 海外で病気になったら,まず最初に何をするか。
○ 学校で子どもたちにどういう先生だと言われているか。
○ 妻の了解は得られているか。最初にこの話(派遣の話)をしたとき,なんと言われたか。
○ 日本食のない国もあるが,妻子ともに大丈夫か。
【面接官2】
○ 神戸の児童殺傷事件以来,あなたの勤務する学校ではどのような話し合いがされたか。
○ 学校の危機管理について,どんな対策を立てているか。また,赴任する事になったらど う準備していくか。
○ 赴任国の治安が悪い場合,どのような対策をもって生活するか。
○ 武道や書道など,現地で指導してくれと言われたら指導できるか。
○ 過去に小学校1年生の担任をしているが,高学年と1年生の違いはどのようなところだ と思うか。また,1年生のよいところはどういうところか。
○ 職員会の位置付けが新しく変わったが,どういう扱いとなっているのか。
【面接官3】
○ 近年,「心の教育」と叫ばれているが,心の教育とは,どういう教育なのか。
○ 現地の学校で,親から授業時数を指導要領の定めている以上に増やして欲しいと言われた。職員会にそのことが持ち上がったとき,どう発言するか。
○ 中学部の教員を命じられたら,専門教科以外でどの教科を指導できるか。
6、感 想
9時10分集合であったが,8時30分頃には会場に到着し,下見をした。受験者控え室の前には,受験番号(推薦者番号)と面接の時刻(概算)が書かれた紙が張ってあった。9時前にはほとんどの受験者が会場入りし,本を読んでいる人,話をしている人など様々な過ごし方をしていた。心の準備も考え,早めに会場に着いてよかったと思った。
筆記では,細かな説明があり,質疑にも丁寧に答えてもらえる。ただし,時間がかなり短く,最初から書くことをある程度頭の中で決めておかないと,最後まで書ききれない。面接については,質問に答えると,さらにその件について深く質問されるという場合が多かった。日頃の職務をしっかり行い,深く聞かれても答えられるような知識が必要であると感じた。